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ニコ・ミュリー  Nico Muhly 『MotherTongue』

Nico Muhly 『Mothertougue』

*アイスランド国内流通版

 ニコ・ミュリーは1981年生まれのコンポーザー/ピアニスト/アレンジャー/コンダクターで、まずはコロムビア大学でイギリス文学を学び、その後ジュリアード音楽院を卒業。フィリップ・グラスを始め、ビョークやボニー"ビリー”プライスのアルバムにも参加。2006年にヴァルゲイル・シグルズソン主宰のレーベル、ベッドルーム・コミュニティからデビュー・アルバム『Speaks Volumes』をリリース。そして2008年に発表したセカンド・アルバムがこの『Mothertongue』です。

 ニコの口が大写しにされたアートワークや、タイトルの『母国語』というところからも分かるとおり、言葉や声を中心に構成されたアルバム。女性ヴォーカリストのアビー・フィッシャーと、アイスランドのヘルギ・フラフン・ヨンソン、そしてカントリー・シンガーのサム・アミドンの3名のヴォーカリストをフィーチャーし、三部構成のようにして、作品を紡いでいく。

 聴き取れないほどの小さな囁き声が集まり、それが水面の波紋のように拡がっていくドラマティックなオープニングは圧巻。時に甘く、時に狂気が迸るようなアレンジと、チェレスタやハープといった楽器のノスタルジックな響きは、遠い日の記憶を呼び起こしてくれる。

 ラストを飾る第3部は、Bon Iver、Phosphorescentと並ぶ現代の3大音響カントリー・シンガーのひとり、Sam Amidonの独壇場。バンジョーによる伴奏をバックに、歌詞が一単語ずつ歌い足されていき、最後に一編の楽曲が完成する「The Two Sisters」など、独創的なアイデアも見事にハマっている。全編を通して聴いた後は、立ち上がれないほどの衝撃を受けるはずだ。これはもう、21世紀 の『Song Cycle』と言ってもいいのかもしれない。

 ささやきが集まって奏でられる一曲目から、中性的な声のヘルギの不思議な魅力を経て、言葉をひとつひとずつ歌い、最後にそれをつないで仕上げていくサムの曲まで、全編変化に富んでいて、とても興味深い。

 こういった音楽を果たしてアヴァンギャルドと呼ぶべきかは迷うところですが、実験的で革新的な試みが多く、プロデューサーとしてのヴァルゲイルの手腕も大いに発揮。ファーストの方が聴きやすいという向きもあるけれど、やはり音楽的な内容はセカンドに軍配が上がる。とにかく一聴に値するアルバムです。

*このアルバムのレビューは清水祐也氏の文章を引用させていただいています。
http://monchicon.jugem.jp/?eid=346

◇収録曲目
1. Mothertongue, Pt. 1: Archive
2. Mothertongue, Pt. 2: Shower
3. Mothertongue, Pt. 3: Hress
4. Mothertongue, Pt. 4: Monster
5. Wonders, Pt. 1: New Things & New Tidings
6. Wonders, Pt. 2: The Devil Appear'd in the Shape of a Man
7. Wonders, Pt. 3: A Complaint Against Thomas Weelkes
8. Only Tune, Pt. 1: The Two Sisters
9. Only Tune, Pt. 2: The Old Mill Pond
10. Only Tune, Pt. 3: The Only Tune


定価 2,600円(内税)
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