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hamrahlidarkorinn 『Islensk Podlog』 (Hamrahild Choir / Iceland Folk Songs)

Hamrahlidarkorinn 『Islensk Podlog』

Hamrahild Choir 『Iceland Folk Songs』

 *解説・歌詞小冊子(アイスランド語、ドイツ語、英語)

 これはアイスランド音楽ファン、民族音楽ファン、宗教音楽ファン、素敵な音楽が好きな方々に広くお聞き頂きたい秀作です!

 まず、合唱自体にとても清潔感と清涼感があり、好感が持てます。嫌味がなく、とても聞きやすい合唱とも言えましょう。それでいて、アイスランドらしい不思議な音階や旋律、ハーモニーが散りばめられ、日本でよく耳にする西洋音楽とは一線を画す歌が少なくなく、アイスランドの国の音楽文化の一端を知るに大変適しています。
 
 また、自分ではどこで聞き覚えたのか記憶がなくても、「この曲知ってる!」という曲が多く、ここに収録された作品がいかにアイスランド国民の中に深く入り混んでいるかということを実感します。
 分かるところでは、例えば「Visur Vatnsenda-Rosu」は超有名曲で、ビョークがHector Zazouのアルバムで取りあげた他、後述のRganheidurを含めアイスランドの多くのアーティストも取りあげています。
「Haettu ad grata hringana」と「Stodum tvo i tuni」はアイスランドの名プログレバンドと言われたHinn Islenski Pursaflokkurが演奏し(プログレと言われる割にはプログレっぽくないと私は思うけど)、「Sof pu blidust barnkind min」はRagnheidur Greendaleが『Þjóðlög』のアルバムで。「Lysthuskvaedi」はたぶんThridur Palsdottir & Jorun Vidar 子供の歌集『 Fljuga hvitu fdrildin(窓辺の白い蝶々)』に入っていた覚えが。その曲そのものでなければ、メロディが酷似したものがあるはず。
 
 アイスランドのポピュラー音楽のルーツを知る上で、必ず聞いていただきたいのがアイスランドの伝統音楽で、若者は英米の巨大マーケットからの影響を受けつつも、いかにアイスランドの伝統に深く根ざしているかが実感できるかと思います。私はそれをビョークに最も強く感じ、アイスランドの伝統的な旋律やハーモニーが彼女の独特の音楽感になっていること、こういった伝統・民族音楽に触れる度に実感します。このアルバムに限らず、少し広くあれこれ聞くと、アイスランドのポピュラー音楽の世界も、またアイスランドの伝統音楽の延長であることが見えてくるのではないでしょうか。(小倉悠加)

 この合唱団のクリスマス・アルバムもお勧めです!Hamrahlid Choir 『 The Christmas Story』はこちら

*ハムラヒルヅ合唱団について
 清涼感、清潔感のある歌声が特徴のハムラヒルヅルコリン(ハムラヒルヅ合唱団)は、1967年に指揮者であるソルゲイヅル・インゴルフスドッティルにより結成されています。合唱団はハムラヒルヅ中等学校(日本の中高に当たる)の在籍生徒または卒業生から成り、アイスランド人の作曲家に多くの刺激を与え、アイスランドの音楽シーンで重要な役割を果たしてきました。
 国際的案活動も数多く、北欧諸国やヨーロッパ公演に加え、日本になじみの深いところでは、愛知万博の際もアイスランドのナショナル・デイのために来日。ジョン・レノン・イマジン・ピースタワーの点灯式でも歌っています。

*このアルバム『アイスランドの民族歌集』について
 本作は1992年10月から-1993年2月にかけて録音されたアルバムで、アイスランド国内のベストセラーとなり、その後CD化され、幾度となく再リリースされている名盤中の名盤。
 アイスランドで馴染みの深く、幾世代にも歌い継がれた曲(世俗的なものと宗教的なもの)が収録されています。
 この合唱団は、アイスランドの「クリスマス・ソング集」もリリースしており、こちらも本作に負けず劣らず素晴らしいので、ぜひ併せておたのしみ下さい。

*アイスランドのフォークソングについて(解説の抄訳)
 アイスランドのフォークソングを本格的に集め始めたのは、当時二十歳に満たなかったビャルニ・ソルステインソンという学生で、郊外で育った彼は、家族や友人が歌うのを聞いて好きになった曲が、どこにも記載されていないことに気づき、1880年に歌を記録し始めた。
 学校を卒業し、牧師の職についても彼はことある事に曲も書き留め、1906-1909年にコペンハーゲンで発行されたその歌集には、1100曲以上が収録されて、よく北欧諸国で耳にする歌から、アイスランド特有の歌、そしてアイスランドに伝わる伝統楽器のラングスピルの曲もあった。
 その歌集には、宗教的な特徴を持ち古い書物に書き付けられたものも多くあったが、最も重要なのは、口頭のみで伝えられてきた作品を紹介したことであろう。
 
また、歌集の中で最も衝撃なのは、教会旋法を用いた歌で、例えばLiljulagのようなものは、いかなる音色のカテゴリーにも当てはまらず、現代のアイスランドの作曲家が好んで用いる題材だ。
 それでも、ビャルニが集めた歌の半数以上は、古い教会旋法に基づいたものだった。とはいえ、(古代ギリシャ・中世教会音楽の)リディア旋法を多用するあまり、ヨーロッパではほとんど耳にしない使い方になっている。
 似たようなところでは、19世紀末までアイスランドで歌われたTvisongur(ふたご歌)にしても、中世のオルガヌム(オルガヌム:中世ヨーロッパの多声音。グレゴリオ聖歌などもこの部類に入る)を再現したものに近いとされる。
 こういった旋法が広く伝わることから、この分野著名な研究家は「ヨーロッパのいかなる伝統音楽よりも歴史を更にさかのぼる、極めて特筆すべきフォーク音楽がアイスランドにはある」(ウィリー・アペル、1966年ハーヴァード音楽辞典)と述べる。
 
 リームルは14-19世紀に流行った吟唱で、にぎやかな場所(酒場など)で吟唱しても物語の筋が掴めるよう、詩歌に独特の抑揚をつけて歌ったものだ。長い間、アイスランドのエンターテイメントとして親しまれてきたのがリームルとサガである。
 
 教会や家庭で歌われる海外から渡来した聖歌も、何世紀もアイスランドで時間を経るうちにリディア旋法が用いられるなど、典型的なアイスランド音楽の特徴を持つようになっている。ビャルニが集めた歌曲の半数以上は聖歌か宗教的な詩歌に曲をつけたもので、そのような歌は必ずゆっくりのテンポで力強く歌われ、それはふたご歌にも適用された。リームルはもっと生き生きとした感じで歌われる。
 伝統的な歌の中にはユーモラスな歌詞、賑やかな酒盛りの歌、繊細な愛の歌、古いバラッドなどもある。そういったことが詳しく理解され、正確に演奏されれば、これらの歌の中に様々な感情や感傷が感じられることだろう。
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収録曲目は、以下の画像からご覧ください(掲載できる写真の解像度が限られるため、鮮明なものを掲載できず失礼します)
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