Olof Arnalds『Vid og Vid』
2008年アイスランド音楽賞受賞作品
2008年6月にビョークとシガーロスが出演したレイキャヴィクでのライブにサポート出演したのがこのオルロフです。
(初回限定 スペシャル・ブックレット絵本仕様:アイスランド語)
*初回限定スペシャル仕様盤の特別価格。普通のジュエルケース仕様になれば、価格は下がります(それがいつかはわからないけど・・・)。
オルロフ・アルナルズのことをどこから説明すればいいでしょうか。キッチン・モーターズ一派であり、また
このアルバムはシガーロスのキャータンがプロデュース。しかし日本人として一番なじみ深いのがムームでの活躍で、オルロフはムームの双子の片割れであるギーザがグループを脱退した際、彼女の穴を埋めるべくムームに参加し日本公演を行ったメンバーです。また、スローブローのステージにも参加し、最近では
スクリ・スヴェリルソンの『Seira』のアルバムで大きくフィーチュアされたアーティストでもあります。
オルロフは今までスタジオ・ミュージシャンとして、アイスランドの音楽シーンに欠かせないマルチ・ミュージシャンとして幅広い活動をしてきました。アミナと同世代であるため、シガーロス一派とも大の仲良しで、ソロ・アルバムが待たれていたアーティストでした。
そのオルロフのソロ・デビュー・アルバムがこの作品で、2006年の音楽フェスティバルAirwavesで家族や友人のために作ったと話ながら披露した曲がたくさん収録されています。アコースティックなその響きは、まるで自分の部屋に彼女が来て演奏してくれているかのよう。とても心温まる演奏と歌声で、すごくテクニックが優れているという訳ではありませんが、今まで忘れていた何かを思い起こさせてくれるような、そんな安心感と親近感を運んでくれます。
基本的には自作自演曲の弾き語りで、時々、キャータンのキーボードやスクリ・スヴェリルソンの独特のベース音が静かに響いてきます。ホーン・セクションもそこはかとなく入っていて、ベンニ・ヘムヘムあたりのメンバーでしょうか。クレジットも細かく記されていますが、すべてアイスランド語です。
初回盤はまるで絵本のようで、表紙はしっかりと分厚く・・・というよりも、10ページ強の絵本にCDが封入されていると考えた方が正確であることでしょう。とにかくしっかりとした作りで、記念としてずっと持っていたいような、そんな感じになっています。(小倉悠加)
◇収録曲目
1.
Englar og darar
2. I nyju husi
3. Klara
4.
Vid og vid
5. Orfeus og Evridis (by Megas)
6. Vittu af mer
7.
Moldin
8. Nattsongur
9. Skjaldborg
10. Aevagomul orkuthula