カートの中身を見る

カートの中に商品はありません

メールマガジン

メールアドレスを入力してください。


モバイル

Feed

Eivor Palsdottir ( デビューアルバム )

Eivor Palsdottir
Mikael Blak, Bui E. Dam, Brandur Jacobsen

*2000年リリース オリジナル盤
*デジパック、歌詞ブックレット付き

 アイヴォール・ポルスドッティル2000年リリースの記念すべきデビュー・アルバム。諸外国ではエイヴォール・パルスドッティルと記載されることも。フェロー諸島を訪れた際、正しい発音を尋ねましたが、どうやらパルスドッティルとポルスドッティルの中間みたいな感じでした。

 このアルバムは彼女がまだティーンだった頃に製作したソロ・デビュー作。録音は17歳頃だったでしょうか。当時は随分と大人びた歌唱だと思ったし、確かに大人びてはいるけれど、2015年の今聞き返せば、彼女にしては若い、青い歌唱であることがわかるし、やはりまだまだ発展途上だったのでしょう。それでも、磨けばキラリと輝く原石の鋭さは確固としてあり、私がデビュー・アルバムを好きになるアーティストは、絶対に大物になるというジンクスがあり、彼女も目出度くそのひとりとなりました。

 どのアーティストでも、「傑作」と呼ばれる充実した内容の濃いアルバムがありますが、私はそのようなアルバムよりもデビューアルバムの方が大好きな場合も多く、とても愛おしいのです。この盤もその典型。

 13歳でフェローのシンギング・コンテストで注目を集め、15歳で学校をやめて音楽アーティストとして活動することを決意したアイヴォール。それでも結局、二十歳を前にアイスランドに移って音楽を学ぶことになります。で、そこらへんのことを実はとても本人に尋ねたいのですが、まだその機会を得ていないので、ぜひ近々にでも尋ねたいと思っています(フェローに行った時は、結局お互いに時間が合わずだったので)。

 このアルバムにはフェロー語の美しい曲が並び、あの頃のアイヴォールの精一杯の歌唱が詰まっています。この後彼女はジャズ、ポピュラー、フォーク等、あらゆるジャンルの歌唱に挑戦し、彼女の個性を生かした歌唱はどのジャンルでも高い評価を受け、歌手としては今や押しも押されぬ地位を築きましたが(日本まではその名声が届いていない気配ですが)、地味で見落とされがちでも、このアルバムが私は未だに一番愛おしく、そして彼女の可能性があちこちに充分に見える名盤ではないかと思うのです。

それから、男性の「歌い」のようなものがあり、これはなんだ?と思われる方も多いかと思います。これはかつて北欧のどこでも行われていたけれど、現在ではフェロー諸島しか残っていないというチェーン・ダンスの歌です。歌というよりも、歌い、または謳いと書いた方がいいのかもしれません。チェーンダンスに関しては、DVDを当ショップで扱っています。貴重な文化資料でしょう。

 ポップ的なサウンドクリエーションと聴きやすさでは『Room』が、彼女がルーツのフォークを色濃くした2015年の最新作『Bridge』のどちらも、それぞれのジャンルで傑作だと思いますが、どうしても、どうしても、どこかまだ幼く、一生懸命で、技術よりもいかに心から歌うかということでやっていたアイヴォールの歌声がとても純粋で、とても心打つものがあります。みなさまにも、末永く聴いていただけるアルバムだと思っています。(小倉悠加)

◇収録曲目
Astarstund
Randadur Rosur
Vaktasti dreymur
Ah, kundi a tidarhavi
Varsins ljod
Litla barnid
I Gotu ein dag
Silvurkannan
Foroyar min modir
Jesuspapin
Som den gyldne sol frembryder
Giv fred fremdeles
販売価格 3,200円(内税)
購入数