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直筆サイン入り! Mr. Silla『 Mr. Silla 』( Mum )

Mr. Silla『 Mr. Silla 』

*本人直筆サイン入り(Mr. Silla とギタリストであり彼女のパートナーの2名のサインが入っています)。サインはアルバムを開いた内側にあります。
*2015年リリース
*アイスランド流通専用 12Tonar 盤

 ムームのフロントを務めるシッラの、正式な初ソロアルバム。以前はムングーズとの共作で『Foxbite』をリリース。
 ソロ名義ではこれが本格的な初ソロ。ソロ・アルバム制作のため作曲等には取り組んでいたものの、今ひとつ形にはならず、本格的にレコーディングしたのは昨年2014年で、レイキャヴィクとロンドンで録音された。彼女はムームのヴォーカルとして名をあげているけれど、レイキャヴィクではスノッリ・ヘルガソンと共演することも多く、海外ではマイス・パレードでも活躍(来日もありましたね)。

 この作品はそんな彼女のヴォーカリストとしての集大成でもあり、また、ソングライターとしての力量を示す作品となっています。2014年にMr.Sillaとして見たライブはどちらかというとブルースっぽい印象を受けたけれど、このソロ作品は、インディー・フォーク寄りかな。あからさまにポップではないけれど、ポップ感もあり、全般的に抑えたアレンジであるところはダークなオルタナ風サウンドでもある。

 何が特徴かといえば、やはり情感のこもった美しく艶やかなヴォーカル。特にバックの音がダークでビートが重ければ重いほど、彼女の艶やかな歌声が引き立つ。これは特にライブにおいて顕著で、2015年のリリース記念であり、アイスランド・エアウエイブスでのライブを見て、私は不覚にも涙してしまった。シッラ自身は新婚さんであり、パートナーの男性をギタリストとして従え、幸せにやっているけれど、アルバム全般は恋人との別れや心境の変化を歌ったものが多く、それは紛れもなく彼女の実体験であろうし、レイキャヴィクという狭い街に住んでいれば、それが具体的に誰であるかもみんな知っているので、尚更両者のことを思うと・・・(感情移入しすぎでしょうか)。そんなお涙頂戴的なことは抜きにしても、心の奥底に、艶やかな歌声がドスンと響いたとても素晴らしいライブだった。

 ムームから離れたソロのシッラは、ムーム特有の明るく楽しくオモチャ箱をひっくり返したサウンドではなく、あくまでも自分のソロとして抑えた秋色のような音色を全般に配して、その歌声を引き立てている。奥行きも雰囲気もあり、ムームとはまた別の魅力がよくわかる。ライブの疑似体験としてもとてもいい出来だと思う。

 それから7曲目のOne Stepは、2014年にアイスランド音楽コンピレーション『Pitch Black Morning』を制作した際に、Pitch Black Morning versionとしてシッラがスペシャル・ヴァージョンで提供してくれている。その違いなどを聞くのも楽しいかと思う。

 彼女はここ一年ほどアイスランドとドイツを行き来していたが、2016年からはベルリン在住になるという。パートナーがアメリカ人なので、将来はどこに住むかまだ決めていないそうだけれど、どうも最近はアイスランドのアーティストが大勢ベルリンへ行っているので、ベルリンにちょっとしたアイスランド・コミュニティが出来ていて、そんなところからもまた新たな音楽が生まれてきそうな気配。

 このソロ・アルバムをきっかけに、シッラは確実にソロ・アーティストとしての地位を築いていくことと思う。シンガー・ソングライターとして、サウンド・クリエイターとして、どこに出してもまったくおかしくない秀作になっている。ムームのファンであれば、そしてアイスランド音楽ファンであれば、言うまでもなく必聴の話題作!

◇収録曲目
1. Dressed Lightly
2. Reach For Me
3. Holding On
4. Breathe
5. Bao Bab
6. Down The Hill
7. One Step
8. Cold
9. I Want All
定価 3,200円(内税)
販売価格 3,000円(内税)
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